私たちが意識できるのは意識全体の約1割で、残り9割は潜在意識だと言われています。
言い換えると、意識できる意識(顕在意識)と、意識できない意識(潜在意識)の両方があなたの意識で、両方ともが、何かが目に見える形になる(現実化・顕在化する)ことに関係しています。
ただ、9割が意識できない意識だから、実際に現実化・顕在化した現実を見たとき、「なんでこんなことになるの!?」と自分ではよくわからないことが多いんですね。
私自身は顕在意識と潜在意識の概念を割と早くに知って、何か望まない出来事が現実化、顕在化したときは、潜在意識とやらを覗いてみることは習慣としておこなってきました。
ただ、これ、そもそも意識できないからこそ潜在意識なので、一人で作業するのって簡単でないんですよね。
しかも、たとえば、「どうやら母に愛されていないと思い込んでいたことがまだ潜在意識の中に残っているのかもしれないな」というように、なんとなく正体がわかったとしても、それをどうすればいいかわからないわけです。
そんな私にとって、IH(Integrated Healing)は、「まさにこれを求めていた!」と思わせてくれるヒーリング様式でした。
「筋肉を使って潜在意識と会話できちゃううえに、どんな調整が必要かも潜在意識に聞けちゃうって、すごい!」と。
特に感激したのは、自分では「潜在意識にある原因はこれかな」と探りあてたことが、実際には違うと言われることが多いこと(笑)。
ちょっと前にIHのセッションをさせていただいたNさんにも、「原因はそこだったのか!」とご本人もちょっとびっくりするような気づきがありました(ご本人に承諾を得て紹介しています)。
彼女は長年、股関節の痛みに悩まされていて、それを課題にIHのセッションをさせていただいたのですね。
IHではセッション後の目標も決めるのですが、Nさん(の顕在意識)が「股関節が軽くなる」「足が動くようになる」などいくつかあげても、潜在意識からのOKが出ません。
ようやく「動ける体になる」という言葉を出したとき、潜在意識からOKが出たので、動ける体になるという目標に対して、どんな調整が必要かをまた体に聞いていきました。
すると、「息子さんとのネガティブなエネルギーコードを切る必要がある」と出てきました。
もちろん、Nさんは世間で言われるような毒親ではないことを私は知っています。むしろ、息子さんとの関係は良好です。
ただ、エネルギーコードを切る必要があるという潜在意識からの声を聞いたとき、Nさんは「息子のことを愛しているあまりに必要以上に心配していて、彼の生命力を信じてあげられていないかもしれない」とおっしゃったんです。
それで、目標が「動ける体になる」だったことの合点がいきました。
息子さんのことが心配でそばにいなければと思っているあまりに、体を痛くして動きにくくしてそばにいられる状況を自ら作っていた、ということかもしれない、と。
実は、Nさんは、以前、息子さんが夜怖がったことをきっかけにずっと添い寝をしていたそうなのですが、セッションでは「子供と一緒に寝るのをやめる」という宿題がNさん本人の潜在意識から出されました。
その日の夜、Nさんが息子さんに「ママは今日から一緒に寝ない」と言ってみたところ、息子さんは「OK」と全く動じなかったとのこと。
「息子はまだ怖がるだろうって私が思っていただけで、彼はもう一人で寝る準備ができていたみたい」とNさん。
先に述べたように、このセッションでの目標は股関節の痛みをなくすことではなく、「動ける体になる」だったこともあって、セッション後にすぐに目に見えて股関節の痛みがなくなるということはありませんでした。
ただ、Nさんのお顔はものすごくスッキリしていたので、そのスッキリした彼女が今後積み重ねていく選択一つ一つが、股関節の痛みがなくなる方向への動きになるのだろうと感じました。
私たちは、顕在意識の部分だけを「私」と捉えて、その部分だけでなんとか頑張ろうとしがちです。
とりわけ頑張り屋さんはそうで、「こんなに頑張っているのになぜよくならないんだろう?」と悶々とされているのではないかと思います。
そんなときに、IHはとってもいい手段だなぁと思ってプラクティショナーをさせていただいています。
プラクティショナーは特殊能力で潜在意識と会話するわけじゃなくて、単に筋肉の反応を見るだけ。だから、セッションは、プラクティショナー主導でなく、あくまでクライアント本人に主導権があるというところも私がIHを愛してやまない理由の一つです。
IHのセッションについて詳細は【ヒーリングセッション】をご覧ください。 3月いっぱいはモニターさんも募集中です。