CS60と呼ばれるヒーリングデバイス(機器)について、聞いたことはありますか? 心身のケアに対しての感度が高いアスリートたちを中心に、じわじわと注目が高まっていると聞いていますが、一体どんなヒーリングなのか、いまいち情報が少なく謎めいています…というわけでまずは体験してみようとカリフォルニア州サンディエゴでCS60のセッションを提供しているサロン、Power Riki Gardenを訪問しました。
CS60とは
CS60というのは、西村光久氏が開発した、銅とアルミでできたヒーリングデバイス(器具)です。
西村氏は1967年、20歳のときに西村工業という建設会社を設立し、ずっと建設業界に従事してきました。その過程で、工期を短縮するための工法や、労働環境の改善に尽力し、建築業界初の工法や技術を次々と開発したことでも知られます。
その後、技術革新の力で環境問題に取り組みはじめた西村氏が、2009年にアトピー性皮膚炎の改善をめざして開発したものが基礎となり、製品化されたのがCS60です。
CS60は、見た目には手のひらサイズのマッサージ器具といった感じですが、マッサージで凝りをほぐしたり、血流をよくしたり、というだけでなく、私たち人間の中の電気に働きかけることができると注目を集めています。
YouTubeの番組に出ていた西村氏ご本人の言葉を借りると「体の中に溜まっている静電気や迷走電流を引き抜く」ことができるそう。
体の悪いところには、こういった電気が溜まっているので、CS60で触れると痛みを感じ、そこをCS60でこすってあげて電気を引き抜くと痛みはなくなる、と。
このような仕組みは、現在わかっている科学では明確に説明できないようですが、不調が改善した、体が軽くなったなど、変化を実感する人が多く、じわじわと話題が広がっているのですね。
Power Riki Garden
今回、私がおじゃましたPower RIKI Garedenは、セラピスト、りきさんのサロンで、日本で開発されたCS60を用いたヒーリングを受けられる、おそらくサンディエゴで(アメリカ西海岸でも?)唯一の場所です。
初めての訪問でしたが、どういう準備をしていくといいのか、事前に丁寧に教えてもらえましたし、セッションのスタート前にもCS60とはどういうものか、セッション中にどういう感覚があるかも詳しく説明してもらえたので不安はまったくなくのぞむことができました。
セッションは、服を着たままうつぶせで寝るところからスタート。
CS60をコロコロと体の上でこするように転がしていくのですが、りきさんの力加減がとてもよく、単純にもみほぐすマッサージとしても最高の感覚…。独特の小刻みな振動も心地よく、あっという間に起きているんだか寝ているんだかわからない気持ちのいい意識状態になりました。
聞いていたとおり、時折、「あ、そこ痛い!!!」という箇所があるのですが、そういう箇所にくるとりきさんも「あ、ここ、(電気が)抜けそうですね」とおっしゃるのがとても興味深かったです。というのも、電気が抜けるとき、CS60の器具のアースを通して錆びのような臭いが出るから、ここに電気が溜まっているとわかるのだそうです。
また、場所によっては痛みというよりはゾワゾワ〜という感覚や、くすぐったさも感じました。そういうところは「ブロック」があるところだそうで、しばらくこするとようやく痛みになり、さらにしばらくこすると痛みがなくなりました。痛みがなくなることが、電気が抜けた、ということだそうです。これも不思議な経験でした。
今回、私が受けたのは90分100ドルの全身セッション。60分のセッションもありますが、それこそ頭の先から足の爪の先まで、背中からお腹まで、顔も頭も全身のあらゆるところをくまなくやってもらえて大満足だったので、90分を選んで正解。
終わった後は、ものすごーく体が軽くなっていました。
その後は温泉に入った後のような感じで、体が軽くて気分がいいような気もするし、体がゆるんで気だるくて眠いような気もする、という状態が一日続いて夜は早々に爆睡。
翌日は、気だるさと、今まで感じたことのないピリっとした痛みを腰に感じました。その痛みがCS60の施術と関係しているかはわからないのですが、りきさんからは「翌日は揉み返しのような軽い痛みや気だるさが出ることがあるが徐々に抜ける」と聞いていたので、あまり気にせず過ごしました。
これを書いているのはさらにその翌日。
今はとてもすっきりしており、気だるさもなく、また腰の痛みもありません。
今回はCS60とやらを体験したいというのが動機で、体の痛みなど、何か具体的に解消したい悩みがあったわけではないので、「この痛みがなくなりました!」というようなわかりやすい報告はできないのですが、この気持ちよさでこの金額だったらセルフメンテナンスの一環として定期的に受けたいと思える内容で、実際に今後もリピートすると思います。
りきさん、ありがとうございました。

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