季節の変わり目、しかも乾燥しはじめるこの時期は、風邪を引きやすいシーズンでもありますね。今回は、「あ、風邪、引くかも…」というときに私が実践している2つのナチュラルホームケアをご紹介します。
マヌカハニー Manuka Honey
マヌカハニーは、その名の通り、マヌカの花から採取されたはちみつです。マヌカはニュージランドに自生する植物です。
このマヌカハニー、一般のはちみつに比べて殺菌・抗菌・抗炎症作用が高いことで知られており、特に「喉がちょっとイガイガしてきたかも…」というときにおすすめです。
常温の方が殺菌・抗菌・抗炎症作用を維持できるので、私は、喉が痛いとき、朝晩それぞれ小さじ1杯程度のマヌカハニーを舐めるようにしています。有効成分がなるべく長く喉に滞在するように、ゆっくりと飲み込むのがポイントです。
また、最近の研究で、マヌカハニーには、腸内環境を整える作用もあることがわかってきました。腸内環境は免疫システムにかかわることもわかっており、殺菌・抗菌というだけでなく、免疫という側面からのサポートもマヌカハニーに期待できますね。
注意点としては一般のはちみつと同様、1歳未満のお子さんへの使用は避けること。また、品質の良いものを摂ることが大切なので、MGOもしくはUMFという認証表記があるものを選ぶといいと思います。
なお、ご参考までに、私が今使っているのはManuka Healthの製品です。ただ、体には時々違う刺激があったほうがいいという考えがあるので、特定のブランドに固執していない、ということもここでお伝えしておきます。
エキナセア Echinacea
エキナセアはキク科のメディカルハーブで、特に免疫を活性化する作用があり、ドイツのコミッションE(医薬品医療機器連邦研究所に属する、ハーブ製品の有効性、安全性を確認する委員会)では、風邪やインフルエンザに対して服用することの有効性が認められています。
服用方法は、ハーブティーとして抽出するほかに、粉末をカプセルにしたサプリ、また、アルコールで成分を抽出したチンキ、などの選択があります。
ハーブティーではお腹がたぷたぷになってしまうので、私はもっぱらサプリかチンキを利用しています。
エキナセアは比較的安全性の高いハーブと言えますが、キク科なので、キク科の植物にアレルギーがある人は避けてください。
なお、私が、今使っているのは、ヨガの先生に教えていただいたDr. Schulze’sのEchinacea Plusというチンキです。
入浴と睡眠
お風呂に入ることも、寝ることも、まあ、いつもやっていますね。でも、その日常の当たり前のことが、じつは一番のナチュラルメディスンだと私は思っています。
特に風邪の引きはじめは、そこで無理をするか、それとも体を冷やさないようにしてゆっくり休養するか、で、その後の違いは顕著に出ます。風邪を引く、ということは、体のどこかが弱っていて、ちょっとお休みしたいという心と体からのサインかもしれません。無理せず、どうぞ自分をいたわってあげてくださいね!